高市早苗氏 “飲みニケーション”には消極的「飲んでいる時間があったら仕事したい、知識を得たい」

AI要約

高市早苗氏が自民党総裁選への立候補を正式表明した。過去の実績や姿勢を語り、他の候補との違いを示唆。

高市氏は人付き合いや働きバチな性格について言及し、官邸風通しの改善や、意見を言いやすい環境づくりを約束。

競争する他の候補も紹介し、総裁選の様子や候補選びについて言及。

高市早苗氏 “飲みニケーション”には消極的「飲んでいる時間があったら仕事したい、知識を得たい」

 高市早苗経済安保担当相(63)が9日、都内で会見し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式表明した。出馬表明をした候補は7人目。

 会見で高市氏は、人付き合いについて問われた。「人付き合いについてマイナスな声が一部から上がっている」という指摘の一方で、利権やしがらみにメスを入れる姿勢は評価されている。

 高市氏は「人付き合いですが、これは割と性格は変わらないと思うんです」と答えた。一方で、「総理になった場合に、官邸の風通しがいいと、いつでも気がついたことがあって、本当に今の政権がやっていることが正しいかどうか、問題意識を持って来られた方が言いたいことを言える官邸にしたいと思います」と約束した。

 自身の性格について、「はっきり言って働きバチです。夜も仕事をしています」と断言。「飲みに行くのは苦手です。お酒は大好きですけど。もともと酒飲みですけど」とも明かしつつ、「でも何か人と食事をしたり、お酒を飲んだりしている時間があったら、仕事をしたいとか、もっと知識を得たいとか、そんなことでひたすら土日も含めて働くタイプでございます」と自己分析した。

 あらためて「いろんな方々の声に耳を傾ける、風通しのいい、皆さんが来やすい官邸は作る。それにはしっかり時間を割きます」と宣言したが、「しかし、飲み会がどれだけできるか、ここでお約束はできません」と、飲みニケーションには消極的な姿勢を示した。

 高市氏は神戸大卒業後、テレビ局でキャスターを務め、93年に衆院選に初当選。これまで総務相、少子化担当相などを歴任した。総裁選への出馬は21年に続き2度目。

 総裁選には、小林鷹之前経済安保担当相(49)石破茂元幹事長(67)河野太郎デジタル相(61)林芳正官房長官(63)茂木敏充幹事長(68)小泉純一郎元環境相(43)の6人が既に出馬を表明。他にも斎藤健経産相、加藤勝信元官房長官、上川陽子外相らが立候補の準備を進めている。