震災遺構の銘板なくなる 窃盗か、宮城・旧中浜小

AI要約

宮城県山元町の旧中浜小で校名が刻まれたアルミ製の銘板が盗まれた可能性があり、県警が捜査中。

銘板のサイズや特徴、なくなった日付など詳細が報告され、町教委が被害届を提出。

中浜小は震災遺構となり、2020年9月に一般公開が始まった歴史的な建物。

 東日本大震災で津波の被害に遭い、震災遺構となった宮城県山元町の旧中浜小で、校名が刻まれたアルミ製の銘板がなくなったことが30日、町教育委員会への取材で分かった。何者かが盗んだ可能性があり、県警は窃盗事件とみて捜査している。

 町教委によると、銘板は縦約30センチ、横約120センチ、厚さ約1.5~2センチ。今月19日になくなっているとの情報が寄せられた。町教委は29日、県警に被害届を出した。

 中浜小は海から約400メートルにあり、約10メートルの津波が襲った。児童や教職員ら90人は全員避難し、無事だった。2020年9月、震災遺構として一般公開が始まった。