震災遺構中浜小学校で「校銘板」無くなる 警察は窃盗を視野に捜査 宮城・山元町

AI要約

山元町の震災遺構中浜小学校で学校名が記された「校銘板」が盗まれた事件が発生し、警察が捜査を進めている。

校銘板は校門に掲げられており、1989年頃に取り付けられたもので、町のシンボルとしても大切にされていた。

被害届が提出され、警察は校銘板を盗んだ可能性もあると見て捜査を行っている。

震災遺構中浜小学校で「校銘板」無くなる 警察は窃盗を視野に捜査 宮城・山元町

東日本大震災の津波被害を受けた山元町の震災遺構中浜小学校で学校名が記された「校銘板」が校門から無くなりました。町は29日、被害届を提出し警察が捜査を進めています。

無くなったのは山元町の震災遺構中浜小学校の校門に掲げられていた「校銘板」です。町の教育委員会によりますと、校銘板はアルミ製で大きさは縦30センチ、横120センチほど、校舎が完成した1989年頃に取り付けられたということです。7月19日、教育委員会に「校銘板が無くなっている」と連絡があり、教育委員会は29日、亘理警察署に被害届を提出しました。

震災遺構中浜小学校 渡邉裕之さん:

「震災を乗り越えた校銘板。(町の)シンボルでもあります。そのようなものを心ない人に、恐らく人為的な行為だと思いますが、なくなっている。非常に残念であります」

警察は何者かが校銘板を盗んだ可能性もあるとみて捜査を進めています。