ふるさと納税、初の1兆円超へ 23年度、利用者1000万人前後に

AI要約

2023年度のふるさと納税の寄付総額が初めて1兆円を超える見通し

制度を利用して住民税の控除を受けた人が過去最多に。 総務省が自治体別の内訳を公表へ

ふるさと納税制度は08年度に創設され、年々寄付総額が拡大しており、22年度には約9654億円に上昇

 ふるさと納税の2023年度の寄付総額が初めて1兆円を超える見通しであることが25日、分かった。

 制度を利用して住民税の控除を受けた人も過去最多を更新し、1000万人前後となる見込み。総務省が自治体別の内訳など詳細を精査し、来週にも公表する。

 ふるさと納税は08年度に創設。寄付額から2000円の自己負担を除いた額が住民税などから控除される仕組みだ。15年度に控除額の上限が引き上げられたほか、自治体が返礼品を充実させたことなどを受け、08年度に約81億円だった寄付総額は年々拡大。22年度は約9654億円に上った。