航空祭駐車場597台を返礼品に 小松市ふるさと納税 3~5万円、快適に

AI要約

小松市は昨年から航空自衛隊小松基地の航空祭に向け、ふるさと納税の返礼品として駐車場を提供しており、今年は昨年の7・5倍の駐車スペースを確保した。

市は昨年80台分だった返礼品を増やし、好評を受けて今年は597台分を提供。航空ファンに対して3~5万円の寄付金で快適な観覧体験ができる。

さらに、公園や工業団地など周辺エリアの駐車場も返礼品として提供し、寄付金に応じて利用できるようにするため、寄付金額と対応する返礼品を設定している。

航空祭駐車場597台を返礼品に 小松市ふるさと納税 3~5万円、快適に

  ●昨年の7・5倍

 小松市は9月23日の航空自衛隊小松基地「航空祭」に向け、基地周辺の駐車場597台分を、ふるさと納税の返礼品に加えた。昨年に初めて80台分を返礼品にしたところ、好評だったため、今年は約7・5倍に増やした。一帯が車両で混雑し、立ち入り制限区域も設けられる中、県内外の航空ファンに寄付金額3~5万円で快適に見物を楽しんでもらう。

 市は昨年10月の航空祭で返礼品として基地に隣接する公園「スカイパークこまつ共生の丘」の駐車場80台分を確保。従来は混雑防止のため、立ち入りが制限されていたが、航空機の離発着コースのほぼ真下にある「特等席」に当たり、受け付け開始から5日間で「完売」し、市に拡充を求める声が相次いでいた。

 今年は共生の丘を20台増の100台とし、駐車場利用と記念品をセットにした寄付額を、昨年と同じく5万円とした。

 さらに小松空港から近い臨時駐車場として、安宅新産業団地の防衛省用地を借り受けた400台分と、安宅新町公園の84台分を新たに確保し、利用と記念品をセットにした寄付額を4万円に設定。展望テラスやトイレ、休憩スペースを備えた梯川ボートハウス駐車場13台分の利用を、寄付額3万円で受け付ける。

 このほか寄付額3万円に対する返礼品として、9月21~23日に市のレンタル自転車「こまつシェアサイクル」を利用できるようにする。県小松市團十郎芸術劇場うららの乗り場で、30台分を確保しておく。

 市は22日から「楽天ふるさと納税」などポータルサイトで、申し込みの受け付けを開始した。