「被差別部落の土地は避けたい」土地の売買で契約取り消しを申し出 教諭2人を懲戒処分

AI要約

三重県内の公立小学校に勤務する夫婦教師2人が土地の売買において部落差別を行い、懲戒処分を受けた。

夫婦は実際に土地を購入済みながら、被差別部落の土地を避けたいという理由で契約を取り消しを申し出た。

三重県教育委員会は2人を減給と懲戒処分を課し、男性教諭は部落差別に対する認識を深めると述べた。

「被差別部落の土地は避けたい」土地の売買で契約取り消しを申し出 教諭2人を懲戒処分

土地の売買の際に部落差別を行ったなどとして、教諭2人が懲戒処分されました。

処分を受けたのは、三重県内の公立小学校に勤務する34歳の男性教諭と32歳の女性教諭の夫婦です。県の教育委員会によりますと2人は去年7月、土地をすでに購入していたにもかかわらず土地の仲介業者に「被差別部落の土地は避けたい」などと内容証明郵便で契約の取り消しを申し出たということです。

三重県教育委員会は、25日付けで2人を減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。男性教諭は「今後は部落差別に関する正しい知識と認識を深め、二度とこのようなことを行わないよう学んでいきます」などと話しているということです。