“威圧的言動で指導”、“休日に資料作成させる” パワハラ行為で1等陸佐を停職3日の懲戒処分=陸上自衛隊富士駐屯地

AI要約

陸上自衛隊富士駐屯地の幹部自衛官がパワハラ行為で停職処分を受ける。

指導の過程で暴言や威圧的な態度を取り、休日に過大な要求をしたことで部下に精神的な苦痛を与えたと報告。

情報学校長が再発防止を目指し、隊員の教育・指導を徹底する考えを示す。

“威圧的言動で指導”、“休日に資料作成させる” パワハラ行為で1等陸佐を停職3日の懲戒処分=陸上自衛隊富士駐屯地

陸上自衛隊富士駐屯地は7月22日、複数の部下の隊員に暴言を伴う威圧的な言動で指導するなどのパワハラ行為を行ったとして、50代の幹部自衛官を停職3日の懲戒処分にしたと発表しました。

停職3日の懲戒処分を受けたのは、富士駐屯地情報学校に所属する50代の1等陸佐です。

富士駐屯地広報によりますと、1等陸佐は2022年8月から2023年2月頃の間、部下の複数の隊員に対して暴言を伴う威圧的な言動で指導したほか、休日に書類作成をさせる過大な要求をしたことで、隊員に精神的な苦痛を与え職場環境を悪化させました。

動機について1等陸佐は、部下が指示に従わなかったため、休日返上せざるを得ない過大な要求をしたと述べ、処分を受けることについて「深く反省している」と話しているということです。

幹部自衛官の懲戒処分について、情報学校長の實藤聖陸将補は「隊員がこのような事案を起こしたことを極めて重く受け止めている。隊員に対する教育・指導を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントしています。