中国空母「山東」発着艦420回 宮古島南方で4度目活動 防衛省

AI要約

防衛省は、中国海軍の2番目の空母「山東」が太平洋で活動し、艦載機の発着艦を420回実施したことを確認した。

山東の活動は4度目であり、中国の遠方での空母運用能力向上を警戒している。

山東は宮古島周辺で戦闘機とヘリコプターを発着艦させ、一部は日本の排他的経済水域内で行われた。空自もスクランブル発進して対応した。

中国空母「山東」発着艦420回 宮古島南方で4度目活動 防衛省

 防衛省は19日、中国海軍2隻目の空母「山東」が、沖縄・宮古島南方の太平洋で7月9~18日に、艦載機の発着艦を計約420回実施したのを確認したと発表した。

 山東の太平洋上での活動が確認されるのは4度目。同省は中国が遠方での空母運用能力の向上を図っているとみて、警戒を続けている。

 防衛省によると、山東は宮古島の南東約540キロから南西約580キロの範囲を移動しながら、艦載の戦闘機を約260回、ヘリコプターを約160回発着艦させた。一部は日本の排他的経済水域(EEZ)内で行われ、空自の戦闘機がスクランブル発進するなどして対応した。