中国空母、ヘリなど発着380回 防衛省、太平洋の航行確認

AI要約

防衛省は、太平洋上で中国海軍の空母「山東」など計7隻の航行を確認した。海域では戦闘機やヘリコプターが約380回活動し、海上自衛隊と航空自衛隊が対応した。

中国海軍の活動は9日から15日まで続き、艦載機の発着も観測された。日本側は周辺海域で監視を行い、必要に応じて対応措置を取った。

防衛省は中国海軍の活動に警戒を続ける一方、国際法やルールの順守を促す姿勢を示している。

 防衛省統合幕僚監部は16日、9~15日に太平洋上で中国海軍の空母「山東」など計7隻が航行しているのを確認したと発表した。沖縄県・宮古島の南約390キロから南東約540キロの海域で、艦載の戦闘機やヘリコプターが計約380回発着艦するのを確認したとしている。

 防衛省によると、9日午前7時ごろに山東などの航行を確認した。その後も周辺海域で活動が続き、15日までに戦闘機約240回、ヘリ約140回の発着を確認した。

 海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」「きりしま」「じんつう」が監視し、飛行する中国軍戦闘機には航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。