中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺、日本漁船に接近

AI要約

第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船が領海に侵入し、日本漁船に接近する動きを見せた。

中国艦船は領海を出るまで警戒され、海保の巡視船が漁船の安全を確保した。

尖閣周辺では連続して中国艦船が航行し、最長記録を更新している。

 第十一管区海上保安本部によると15日午前4時ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船2隻が相次いで領海に侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せた。中国艦船2隻は16日午後3時12分ごろ、領海を出た。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは11日以来、今年30日目。

 領海侵入したのは、いずれも機関砲らしきものを搭載した「海警1303」「海警1109」。海保の巡視船が中国艦船を漁船に近づけないよう警戒し、漁船の安全を確保した。

 16日午後3時20分現在、尖閣周辺の領海外側にある接続水域では2隻のほか、いずれも機関砲らしきものを搭載した「海警1106」「海警1105」も航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは208日連続で、連続航行日数の最長記録を更新した。