講談社元次長に懲役１１年 妻殺害で起訴、差し戻し控訴審
AI要約
東京都文京区の自宅で妻を殺害した講談社元編集次長が懲役11年の判決を受けた。
被告は妻の首を圧迫し、窒息させて殺害したとされるが、弁護側は自殺の可能性も主張した。
高裁が1審判決を支持し、被告の控訴を棄却した。
東京都文京区の自宅で平成２８年、妻を殺害したとして殺人罪に問われた講談社元編集次長、朴鐘顕（パク・チョンヒョン）被告（４８）＝韓国籍＝の差し戻し控訴審判決で、東京高裁（家令和典裁判長）は１８日、懲役１１年とした１審東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
朴被告は２８年８月に東京都内の自宅で妻、佳菜子さん＝当時（３８）＝の首を圧迫し、窒息させて殺害したとして逮捕、起訴された。
弁護側は「産後うつなどで精神的に不安定になった妻が、自殺した」と主張し、他殺か自殺かが争点だった。
３１年３月の１審判決は被告に懲役１１年を言い渡し、令和３年１月の２審判決も支持。だが、最高裁が４年１１月、「審理が尽くされていない」として高裁に差し戻す異例の経過をたどっていた。
