首相、太平洋7カ国首脳と会談 海洋連携強化、処理水も議題に

AI要約

岸田文雄首相とパラオのウィップス大統領が会談し、中国の影響力拡大を考慮して海洋分野での連携強化を図る。

首相は太平洋島しょ国との強い絆を強調し、共に進む方向性を内外に発信した。

第10回太平洋・島サミットが16日に東京で開幕し、首相は参加国首脳とのマラソン会談に臨んでいる。

 岸田文雄首相は17日、パラオのウィップス大統領と官邸で会談した。この日は七つの太平洋島しょ国の首脳と面会。中国の影響力拡大を踏まえ、海洋分野での連携強化を図る。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性も改めて説明し、理解を求める考えだ。

 首相は会談冒頭「太平洋島しょ国との絆をさらに強固なものにし、共に進む方向性を内外に発信したい」と呼びかけた。ウィップス氏は「協力し自由で開かれたインド太平洋を確保しなければならない」と強調した。

 日本と太平洋の島しょ国・地域による「第10回太平洋・島サミット」が16日に東京で開幕。首相は参加国首脳らとの「マラソン会談」に臨んでいる。