疑惑の音声データ、百条委が協議 兵庫知事がワインねだるやりとり

AI要約

斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑を告発し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県議会の百条委員会が音声データの取り扱いを協議。

音声データは、知事が特産品のワインを要求する内容を含んでおり、男性は死をもって抗議する趣旨のメッセージなども残していた。

斎藤氏は辞職を否定しており、疑惑に関しては重ねて否定の姿勢を示している。

 斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県議会の百条委員会は16日の理事会で、男性が残していた疑惑に関連した知事発言の音声データについて扱いを協議した。一方、斎藤氏は定例記者会見で辞職を重ねて否定した。

 関係者によると音声データは、告発文書で指摘された「知事のおねだり体質」に関連したものとみられ、公務中の斎藤氏が関係者に特産品のワインをねだるようなやりとりが録音されていた。男性は他に百条委で読み上げる予定の陳述書や「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージも残し、遺族が議会に提出していた。