色鮮やかな船団、松島巡る 宮城・塩釜みなと祭

AI要約

塩釜みなと祭は、日本三大船祭りの一つであり、地元神社のみこしを載せた御座船が湾内を巡る祭りで、観客からの歓声が上がる。

観光船から見物した市民は、船団と一緒に巡れて感動し、祭りの華やかさに笑顔を見せる。

塩釜みなと祭は、1948年から続く歴史があり、水産業の再興を願う意味も持っている。

 日本三大船祭りの一つとされる「塩釜みなと祭」が15日、宮城県塩釜市で開かれた。地元神社のみこしを載せた2隻の御座船「鳳凰丸」と「龍鳳丸」が、大漁旗などを掲げた80隻の船を従えて、日本三景・松島のある湾内を巡った。港に集まった観客は、鮮やかに装飾された船団に手を振り、歓声を上げた。

 船団のそばを走る観光船から見物したという塩釜市の高橋恵美さん(52)は「祭りの船と一緒に巡れたのは貴重だった。すごく鮮やかで感動した」と笑顔で話した。

 塩釜みなと祭は終戦間もない1948年に港町の復興を願って始まり、今回77回目。近年は東日本大震災や新型コロナウイルス禍で衰退した水産業の再興を願っている。