31年前の奥尻、学生ボランティアと町職員が再会 島の未来へ連携

AI要約

31年前、北海道南西沖地震で大きな被害を受けた奥尻島に学生ボランティアたちが駆けつけ、13日には島の未来を話し合う催しが開かれた。

小学生らは自分たちの島の好きな所や未来について議論し、元ボランティアの田辺大さんは島の人口減少に対する貢献を考える。

田辺さんや若手職員と小学生たちの再会を通じて、島の未来への思いが繋がっていく様子が描かれている。

31年前の奥尻、学生ボランティアと町職員が再会 島の未来へ連携

 31年前、死者・行方不明者230人が出た北海道南西沖地震で大きな被害を受けた奥尻島(北海道奥尻町)には、学生ボランティアたちが駆けつけた。50代になった元ボランティアと、受け入れ側の町役場の若手職員だった今の課長が再会したことがきっかけとなり、13日、小学生たちと島の未来を話し合う催し「奥尻未来会議」が開かれた。

 小学生らは島の好きな所や、島の未来がどうなるかを話し合った。「島の良い所をのばしていくと未来につながる」。元ボランティアの田辺大さん(53)が話しかけた。今は長野県飯田市で社会課題解決型の起業支援に携わる。

 田辺さんの念頭には島が直面する人口減少がある。「島にかかわった自分たちが、島の未来のために貢献できることがあるのではないか」という思いだ。