兵庫知事と前副知事を告発 優勝パレード巡る背任容疑、大阪地検に

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事と片山安孝前副知事が金融機関からの協賛金を受け取る見返りに補助金を増額し、県に損害を与えたとして背任容疑で告発された。

告発の内容によると、補助金を増額する代わりにプロ野球の優勝パレードへの寄付を金融機関に要求し、本来不要な補助金の増額が行われたとされる。

告発者は斎藤知事と片山前副知事の行為が背任罪に当たると主張しており、大阪地検特捜部に告発状を提出した。

 兵庫県の斎藤元彦知事の一連の疑惑が文書で告発された問題を巡り、プロ野球の優勝パレードへの協賛金の見返りに、金融機関の補助金を増額して県に損害を与えたとして、東京都の男性が11日までに、背任容疑で斎藤知事と片山安孝前副知事を大阪地検特捜部に告発した。

 告発は2日付。

 告発状によると、斎藤知事と片山前副知事は昨年11月、補正予算を組み、「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」の補助金を約1億円から4億円に増額。増額と引き換えに、プロ野球阪神とオリックスの優勝パレードへの寄付を金融機関に要求し、本来不要な補助金の増額により、ノルマ通りの寄付を集めて評価を高める目的で県に損害を与えたのは背任罪に当たると主張した。