福岡県宮若市長のハラスメント問題、不信任決議案を再び審議へ…市議8人が提出「多大な悪影響」

AI要約

福岡県宮若市の塩川秀敏市長に対するハラスメント問題で、市議会が19日に不信任決議案を審議することを決定。

市長のハラスメント行為8件が認定され、市議会は市長の責任を追求している。

市長は辞職を否定し、市民の審判を受けることが求められている。

 福岡県宮若市の塩川秀敏市長による職員へのハラスメント問題で、市議会の議会運営委員会は12日、19日に開く臨時会で、塩川市長に対する不信任決議案を審議することを決めた。同案の審議は、否決となった今年2月に続いて2度目。

 決議案は市議16人のうち提出者と賛成者計8人の連名。市長のハラスメント行為8件を認定した百条委員会の報告書について、市議会が6月定例会で可決した点などを踏まえ、「市長は職員の心身や職場環境に多大な悪影響を与えている。真摯に向き合ってけじめをつけるべきだ」と指摘した。

 塩川市長はこれまで「職員が働きやすい職場環境を作っていく」などとして辞職を否定。決議案の提出者の1人である弓削田敬議員は「市長は全く責任をとっていない。市民の審判を受けるべきだ」としている。

 不信任決議案の可決には、3分の2以上の議員が出席し、その4分の3以上の賛成が必要となる。