ドバイから帰国 マネロン事件、主犯格2人を逮捕 大阪府警

AI要約

大阪府警が犯罪収益のマネーロンダリングを請け負っていたグループを摘発し、主犯格の男3人が逮捕された。

逮捕容疑は共謀し、ペーパー会社を設立させ、法人口座を不正に開設して犯罪収益を隠匿したとされる。

グループは4千以上の法人口座を不正に管理し、少なくとも700億円の入金があった。

ドバイから帰国 マネロン事件、主犯格2人を逮捕 大阪府警

犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負っていたグループが摘発された事件で、大阪府警は9日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの容疑で、公開手配したグループの主犯格とみられる男3人のうち、いずれも住所、職業不詳の石川宗太郎(35)、山田浩輔(39)の両容疑者を逮捕した。

府警によると同日夕、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから航空便で関西国際空港に到着したところで身柄を確保した。2人は今年2月、日本から出国していた。

逮捕容疑は共謀し、令和3年11月~昨年6月、東京都内の20代男性にペーパー会社を設立させ、法人口座を不正に開設。詐欺の犯罪収益210万円を含む計約560万円を、不正に開設した法人口座に送金したなどとしている。

府警は今年5月、グループのメンバー13人を逮捕。7月3日に石川、山田両容疑者と住所、職業不詳の池田隆雅容疑者(38)を公開手配した。他に30人以上が関わったとみて、逮捕状を取り行方を追うなどしている。

グループは収納代行業「リバトングループ」を自称。4千以上の法人口座を不正に管理し、少なくとも700億円の入金があった。