旭川中2自殺 市の再調査委が「いじめが主原因」と認定 報告書

AI要約

広瀬爽彩(さあや)さんがいじめを受けて自殺した問題で、再調査委員会がいじめが主原因であると報告書を提出。

今津市長は遺族の心情に寄り添い、調査が丁寧に進められたと述べた。

相談窓口が数多く設置されていることを示し、いじめ被害者やその家族に対するサポート情報を提供。

旭川中2自殺 市の再調査委が「いじめが主原因」と認定 報告書

 北海道旭川市で2021年にいじめを受けていた広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)が自殺した問題で、市が設置した再調査委員会は30日、「いじめが主たる原因であった可能性が高く、いじめが存在しなければ自殺は起こらなかった」とする報告書の概要版を今津寛介市長に提出した。22年の教育委員会の第三者委は、因果関係について「不明」としていた。

 報告を受けた今津市長は「(当初の)第三者委員会の調査で明らかにならなかった点について相当の時間が経過し、苦難があったと思われるが、遺族の心情に寄り添い、調査が丁寧に進められたと考えている」と話した。【横田信行】

 ◇相談窓口

・24時間子供SOSダイヤル

 いじめやその他の悩みについて、子どもや保護者などからの相談を受け付けています。原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関につながります。

 0120・0・78310=年中無休、24時間。

・子どもの人権110番

 「いじめに遭っている」「家の人に嫌なことをされる」など、先生や親には話しにくい相談に法務局の職員や人権擁護委員が応じます。

 0120・007・110=平日の午前8時半~午後5時15分

・まもろうよ こころ(https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/sns/)

 さまざまな悩みについて、LINEやチャットで相談を受けている団体を紹介する厚生労働省のサイトです。年齢や性別を問わず、自分に合った団体を探せます。

・こころの悩みSOS(https://mainichi.jp/shakai/sos/)

 悩みを抱えた当事者や支援者への情報のほか、相談機関を紹介した毎日新聞の特設ページです。