「異常な状況」旭川いじめ問題 再調査報告書完成も提出は保留…“黒塗りなし報告書”流出受け

AI要約

再調査委員会がいじめと自殺の因果関係を認定する調査結果を市長に報告

報告書は市長への報告のみで公表されず、情報管理への懸念を踏まえて答申は行われない

第三者委員会の報告書が流出事件を受けて問題化

「異常な状況」旭川いじめ問題 再調査報告書完成も提出は保留…“黒塗りなし報告書”流出受け

北海道旭川市のいじめ問題をめぐり30日午後、尾木直樹氏を委員長とする再調査委員会は、いじめと自殺の因果関係を認定する調査結果を市長に報告しました。

一方で、市長への報告は調査結果の概要のみに留まり、報告書そのものの公表には至りませんでした。

再調査委員会は「6月30日現在、報告書は完成しているが、市の情報管理への懸念、漏えいした情報をめぐっての異常な状況を踏まえ、現時点において、報告書の提出による答申は行わない」としています。

旭川のいじめ問題をめぐっては、2022年に公表された第三者委員会の最終報告書とみられる文書が、廣瀬さんのプライバシーにかかわる部分の黒塗りが外れた状態で、インターネット上に流出する事態となっていました。