クマ注意のポスター「かわいすぎて怖さ伝わらないのでは」…秋田で3万枚超配布、県側「確かにご指摘の通り」

AI要約

秋田県がクマの注意喚起ポスターについて、かわいすぎて怖さが伝わらないとの指摘がされた。

ポスターには茂みから愛くるしい顔をのぞかせるクマが描かれており、3万5千枚が配布されている。

県は今後、深刻な被害の伝わりやすさを考慮してポスターを見直す考えを示している。

 秋田県がクマの注意喚起用に作成したポスターのイラストについて、3日の県議会予算特別委員会総括審査で、委員から「かわいすぎて、怖さが伝わらないのではないか」との指摘があった。

 ポスターは、「クマに注意」の文字の横に、茂みから愛くるしい顔をのぞかせるクマが描かれている。3万5000枚を印刷し、県や自治体など関係機関に配布されているという。

 質問に対して、伊藤真人・生活環境部長は「確かにご指摘の通り」といい、「深刻な被害に遭うということがなかなか伝わりにくいように感じる。今後考えていきたい」と述べた。

 出席した佐竹知事は「恐怖を感じるような映像を(素材に)使うべきだ」と話していた。