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近鉄けいはんな線、29日も終日運転見合わせ 奈良・生駒の土砂崩れ
奈良県生駒市辻町で発生した土砂崩れから一夜明けた29日、土砂崩れが起きた近鉄けいはんな線の作業状況や住民の避難状況について報道。
けいはんな線の一部区間が再開されたが、再開の見通しは立っておらず、住民は近くの家族や友人のところに避難中。
生駒市周辺の地盤についての住民のコメントや行政の対応など、土砂崩れの発生原因と今後の対策について報じられている。
![近鉄けいはんな線、29日も終日運転見合わせ 奈良・生駒の土砂崩れ](/img/article/20240629/667fbd35bb557.jpg)
奈良県生駒市辻町で発生した土砂崩れから一夜明けた29日、土砂崩れが起きた近鉄けいはんな線の東生駒トンネル入り口付近では、重機で土砂を取り除く作業が続いていた。
けいはんな線は29日午前に大阪府東大阪市の長田―新石切の上下線で運転を再開したが、新石切―学研奈良登美ケ丘(奈良市)間は再開の見通しがたっていない。近鉄によると、29日は終日運転を見合わせるという。
現場周辺の住宅には立ち入り禁止のテープがはられ、近所の人が時折様子を見に訪れていた。近くに住む男性は「この辺りは地盤が頑丈だと思って住んだのですが、こんなことは初めて」と話していた。
生駒市は土砂崩れの発生後、周辺の12世帯41人に避難指示を出した。市の図書会館に2世帯7人が避難し、他は親類や友人宅などで一夜を過ごしたという。
市のハザードマップによると、現場近くには土砂災害特別警戒区域に指定された急傾斜地があるが、市によると、今回の現場は「区域に入っていなかった」という。(神田剛)