犯罪防止もコツコツと 西川きよしさんら「安全なまちづくり大使」に

AI要約

大阪府警や事業者、防犯ボランティアなどで構成する「府安全なまちづくり推進会議」の総会が開かれ、府内の犯罪件数増加や特殊詐欺被害の増加が報告された。

西川きよしさん、ヘレンさん夫妻が「府安全なまちづくり大使」に委嘱され、特殊詐欺の電話の録音を聞いて注意喚起を行った。

吉村知事は2025年の大阪・関西万博に向けてより安全で安心なまちを実現したいと述べ、府警本部長も犯罪抑止対策の重要性を強調した。

犯罪防止もコツコツと 西川きよしさんら「安全なまちづくり大使」に

 大阪府警や事業者、防犯ボランティアなどで構成する「府安全なまちづくり推進会議」(会長・吉村洋文知事)の総会が27日、大阪市中央区で開かれた。

 会議で、2023年の府内の刑法犯認知件数が約8万件(前年比16・5%増)で全国ワースト2位となり、特殊詐欺による被害額も約36億円で増加傾向にある現状が示された。西川きよしさん、ヘレンさん夫妻らが「府安全なまちづくり大使」を委嘱され、夫妻は実際にあった特殊詐欺の電話の録音を聞き、「何だかちょっと違うんじゃないかと思うのが大切」と呼び掛けた。

 吉村知事は「2025年大阪・関西万博まで300日を切った。より安全で安心なまちを実現したい」と述べ、向山喜浩・府警本部長は「関係機関と緊密に連携し、犯罪抑止対策を確実に実施することが大切」と話した。【小坂春乃】