蓮舫「2位もダメで3位転落の危機」都知事選…石丸猛追「国政の代理戦争など馬鹿げたマネは是非やめてもらいたい」

AI要約
7月7日投開票の東京都知事選の情勢調査結果に驚きが広がっており、現職の小池百合子都知事がリードしていることが報じられている。しかし、2位争いが注目を集めており、蓮舫氏の支持率が下落し石丸氏が追い上げている。小池氏の支持率は着実に伸びており、蓮舫氏との差が拡大している。都知事選が予想外の展開を見せており、序盤から中盤にかけて常識を覆す情勢が広がっている。蓮舫氏は反自民・非小池の立場を強調し、与野党対決の構図を打ち出している。自民党の調査では小池氏がリードしており、蓮舫氏は着実な支持を集めるものの差は縮まらず、石丸氏が急追している。小池氏の支持率が伸びる要因として、立候補表明後のメディア露出が挙げられる。都議会最終日に表明された立候補が注目を集め、小池氏への支持が一層高まっている。
蓮舫「2位もダメで3位転落の危機」都知事選…石丸猛追「国政の代理戦争など馬鹿げたマネは是非やめてもらいたい」

 7月7日投開票の東京都知事選は、政党やマスメディアによる情勢調査で現職の小池百合子都知事のリードが伝えられている。高い知名度に加え、2期8年の実績を掲げる小池氏の優位は予想通りとの声が多いのだが、各種調査が関係者に衝撃を与えたのは「2位」の方にある。立憲民主党と共産党が全面支援する前参院議員の蓮舫氏は序盤調査から失速し、それを「3位」だった前広島県安芸高田市市長の石丸伸二氏が猛追する勢いを見せているというのだ。驚きの情勢調査を経済アナリストの佐藤健太氏が読み解く。

 小池氏への対抗心をむき出しにしてきた蓮舫陣営にとっては予想外の展開と言えるだろう。メディア関係者からは「2位もダメなんですか?」と驚きの声が漏れている。

 4月の衆院東京15区補選で起きた政治団体「つばさの党」代表らによる選挙妨害事件、都知事選のポスター掲示板問題、フリージャーナリストやYouTuberを名乗る人物の執拗な「突撃」など、最近の都内の選挙は予想外の展開がみられてきた。ただ、序盤から中盤にかけての都知事選情勢は「これまでの常識を覆す意外な展開」(民放テレビ局記者)になっている。

 5月27日に出馬表明した蓮舫氏は「反自民・非小池」を掲げ、「小池都政をリセットする」と掲げた。派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で逆風を受ける自民党への批判を絡め、与野党対決の構図に持っていく戦略を描いてきた。

 入手した自民党の情勢調査によれば、6月1~2日の調査で小池氏は43.1%の支持を獲得。蓮舫氏は33.0%で、3位は石丸氏の8.1%となっている。小池氏と蓮舫氏の差は10.1ポイント、蓮舫氏と石丸氏の差は24.9ポイントだ。

 2回目の調査(6月8~9日)は小池氏が40.3%、蓮舫氏が34.6%、石丸氏は9.7%。1位と2位の差は5.7ポイントに縮まった一方で、2位と3位の差は24.9ポイントと同じだった。ただ、3回目の調査(6月15~16日)で“異変”が生じている。小池氏は43.6%と支持を伸ばしたが、蓮舫氏は32.1%と下落。その差は11.5ポイントにまで拡大している。石丸氏も8.3%に下降しているのだが、蓮舫氏との差は23.8ポイントに縮小した。

 小池氏の支持が伸びた理由としては、6月12日の都議会定例会最終日に都知事選への立候補を表明し、メディアの露出が高まったことがあげられる。