大阪・関西万博 パビリオンの建設の遅れなどが課題に/奈良

AI要約

2025年開催される大阪・関西万博に向けた国際会議が奈良市内で開催され、160を超える国や地域が参加を表明。開会式では大阪・関西万博の成功に向けた意気込みが語られた。

参加者は奈良の特産品を楽しみながら、パビリオンの建設遅れなど課題について協議。開幕まで300日を切る中、各国の協力が呼びかけられた。

会議は2日間にわたり、防災や広報活動など具体的な情報共有が行われる予定。

大阪・関西万博 パビリオンの建設の遅れなどが課題に/奈良

 2025年開催される大阪・関西万博に向けて参加予定の国や地域などが一堂に集まる国際会議が奈良市内で始まりました。

 会議には、大阪・関西万博に参加を表明しているおよそ160の国や地域、国際機関からおよそ580人が出席しました。はじめに、日本国際博覧会協会の事務総長をつとめる石毛博行さんが開会式を2025年4月12日午後に開催すると明らかにしたあと「全力を尽くし大阪・関西万博を一生に一度の機会となるよう努力していく」と挨拶しました。

 会場には、奈良筆やかき氷といった県内の特産品などを紹介するブースが並び、出席者は手に取って奈良の魅力に触れていました。

 開催まであと300日を切った大阪・関西万博をめぐってはパビリオンの建設の遅れなどが課題となっています。このことについて協会の櫟真夏副事務総長は開幕の時点で一般の方をパビリオンに安全にスムーズに受け入れることができるよう各国と調整を懸命に行っているとしました。

日本国際博覧会協会・櫟 真夏副事務総長

「各国開幕に間に合うように頑張っていくというご意見の国がほとんどでございまして引き続き各国のいまの状況等のお話を伺いながら我々としてどんなサポートができるのかといったような打ち合わせこのIPM(国際参加者会議)期間中におきましても精力的にやらせていただいております。」

 会議は25日と26日の2日間にわたって開かれ、防災関係や広報活動、運営方法についてなど具体的な情報共有や意見交換が行われるということです。