吉村洋文知事 余った万博パビリオンは「校外学習休憩館」 夜の「活用案」も提示

AI要約

大阪府知事が2025年大阪・関西万博のパビリオン建設について提案を行った。

余ったパビリオンを校外学習休憩館として活用する考えを示した。

夜間はイベントや展示活動に利用する第2の活用案も示唆した。

 大阪府の吉村洋文知事が(49)が26日、府庁で定例会見を行った。2025年大阪・関西万博で、パビリオンの建設準備が遅れている国に対し、日本側が建設を代行する簡易な「タイプX」のパビリオンについて、余った「タイプX」を「校外学習休憩館」する提案をしたい考えを示した。

 「タイプX」は9棟を建設中だが、現在、入居を希望する国は3カ国で、利用のメドがたたない場合、吉村氏は「ぜひ、校外学習休憩館に使ってもらいたい。そういうものにできないか提案はしたい」と“活用案”を示した。

 万博を訪れるか、訪れないかは、各学校の判断とした上で、「関西からも多くの学校が校外学習として参加されると思う。(全国かも)修学旅行で万博に行きたいと聞いている」とし、「多くの子どもたちが安心して万博に来ることができるスペースがあればいいと思う。展示スペースなどもあって、休憩できて何か学べるものになれば」と強調した。

 さらに、昼間は子どもたちが利用し、余った「タイプX」で夜間は「イベントや展示をやりたくて、物理的なスペースで、できないところもある。夜間はそういったことに活用すればいい」と第2の“活用案”を示した。

 27日の日本国際博覧会協会(万博協会)の理事会で提案したいという。