【速報】万博余った海外パビリオン「タイプX」の建物は「校外学習休憩館」に 大阪・吉村知事

AI要約

大阪・関西万博で海外パビリオンの建設が遅れている問題に関して、吉村知事は、タイプXのパビリオンを建設し、余剰施設を校外学習休憩館として活用したい考えを示した。

万博協会が進めているタイプXのパビリオン建設で希望する国はまだ少なく、追加の負担額も77億円ほどとなる見通し。

校外学習などで訪れる児童らの休憩スペース確保や昼食取得の課題が浮上している。

 来年開幕する大阪・関西万博で海外パビリオンの建設が遅れている問題に関して、大阪府の吉村知事は、26日、万博協会が建設を代行し、希望国に建物を引き渡す「タイプX」のパビリオンについて、余った建物は「校外学習休憩館」にしたいとする考えを示しました。

 万博を巡っては、資材価格高騰などの影響で海外パビリオンの建設が遅れていて、万博協会は、建設を代行する「タイプX」と呼ばれるパビリオンの建設を進めています。協会は、「タイプX」について、すでに9棟の建設を進めていますが、25日の時点で、正式に「タイプX」への移行を決めた国は、3か国にとどまっています。

 大阪府の吉村洋文知事は、26日、このタイプXについて、余った建物は校外学習などで訪れた児童・生徒らが休憩スペースなどとして利用できる「校外学習休憩館」にしたいとする考えを示しました。27日に行われる万博協会の理事会で提案したいとしています。

 万博を巡っては、校外学習などで訪れた児童らが休憩したり、昼食を取ったりするスペースの確保が課題となっていました。

 一方で、「タイプX」は、建設に必要な費用は、出展する国が負担することになっていますが、希望する国が9か国に満たず、全額を回収するのが難しい状況になっていて、関係者によると万博協会の追加の負担額は、最大で77億円ほどとなる見通しだということです。