5億円引き出しのSNS投資詐欺出し子グループか 中国籍の容疑者ら5人を逮捕

AI要約

警視庁や宮城県警などが合同捜査本部を設置し、SNS投資詐欺グループの「出し子」として被害金を回収した容疑者らを逮捕した。

容疑者らは中国籍か中国から帰化した日本人であり、少なくとも約5億1千万円の回収に関与した疑いが持たれている。

詐欺グループはフェイスブックなどの広告に応じて被害者を誘い、架空の金融商品取引などの名目で現金をだまし取っていたとされる。

5億円引き出しのSNS投資詐欺出し子グループか 中国籍の容疑者ら5人を逮捕

SNS投資詐欺グループの「出し子」として被害金を回収したとして、警視庁や宮城県警など1都4県警の合同捜査本部は26日、詐欺の疑いで、東京都台東区台東、職業不詳、鷹野由美子容疑者(57)、中国籍の職業不詳、張彦博容疑者(38)=江東区有明=ら男女5人を逮捕した。認否は明らかにしていない。

警視庁捜査2課によると、容疑者らはいずれも中国籍か中国から帰化した日本人。台東区内のアパート居室を拠点に、SNS投資詐欺グループがだまし取った現金を金融機関の口座から引き出していたとみられる。令和4年9月~昨年9月にかけて少なくとも約5億1千万円の回収に関与した疑いがある。

逮捕容疑は共謀して昨年1~5月、茨城県の60代の男性ら3人から架空の金融商品取引の名目などで現金計約2500万円をだまし取ったとしている。

詐欺グループはフェイスブックなどの広告に応じてラインのグループに参加した被害者に対し、「証券会社のアナリスト」「先生」などと称するメンバーが取引をあおる手口で現金を詐取していたとみられ、警視庁などは海外に拠点を置いた大規模集団の関与も視野に追及する。