マッチングアプリで知り合い「ドルで資金管理」誘われて…大分市の40歳代女性がSNS詐欺被害

AI要約

40歳代の女性がマッチングアプリを通じて約378万円の詐欺被害に遭い、知人の指摘で気付く。

40歳代の男性が投資家を名乗る人物から株取引をすすめられ、564万円をだまし取られる。

60歳代の女性が税務署職員を名乗る詐欺師から約74万円をだまし取られる。

 大分市内で25日、詐欺被害の発表が相次いだ。

 大分県警大分中央署の発表によると、40歳代の女性が、現金約378万円の詐欺被害に遭った。女性は5月中旬、マッチングアプリで日本人男性を名乗る人物と知り合った。SNSでメッセージを交わすうちに「円をドルに両替して資金管理をしたほうがいい」と誘われ、紹介されたサイトに登録。5月19日~6月20日に計5回、運用資金などの名目で指定口座に振り込んだ。運用の話を聞いた知人の指摘がきっかけでだまされたことに気付いた。

 564万円をだまし取られた40歳代の男性は3月下旬、SNSで見つけた「株式の有力情報を公開している」との投稿をきっかけに、別のSNSで投資家を名乗る人物から情報を得るようになった。その後、紹介された株の取引をするサイトに登録し、5月8日~6月7日に計7回、株取引を名目に指定口座に振り込んだ。

 また、大分東署も、60歳代の女性が税務署職員を名乗る人物から「所得税、県民税の戻りがある」などと言われ、約74万円を詐取される特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。