事件現場のつり橋に献花絶えず 「人ごととは思えない」

AI要約

留萌市の女子高生殺害事件の現場である神居古潭地区には事件後から献花する人々が集まっており、多くの人々が事件に心を痛めている様子がうかがえる。

訪れた人々は、孫がいる老人から若い親から、SNSの危険性や子供への関わり方について憂慮の声が上がっている。

現場のつり橋は雪解けの時期で水流が急であることから、事件が起きた状況を想像し、その悲しみに共感している。

 北海道留萌市の女子高生(17)の殺害現場となった神居古潭地区(旭川市)にあるつり橋には事件発覚後から献花する人たちの姿が見られる。「人ごととは思えない」。15日に訪れた多くの人たちは同じ思いを口にした。

 被害者と同じぐらいの孫がいるという岩見沢市の近藤直記さん(74)は眼下を流れる石狩川を見つめながら「事件が起きた4月は、雪解けの時期だから、急流だったと思う」といたたまれない様子だった。

 20代の娘がいる札幌市の山田理恵さん(50)は「子どもがSNSで誰とつながっているか分からない。どこまで声をかけたらいいのか難しい。亡くなった女の子の親御さんを思うと、胸が痛む」と話していた。