過剰生産、高まる警戒 声明「輸出規制の自制」要求へ G7サミット、中国に対抗

AI要約

先進7カ国首脳会議(G7サミット)が経済安全保障問題について討議。中国の補助金投入に警戒し、重要物資の供給網強化を協調して取り組む姿勢を表明する見通し。

G7声明案では中国に対し重要鉱物の輸出規制を行わないよう求め、「非市場的な政策と慣行」に強い懸念を示す。

中国の半導体材料など重要鉱物の輸出制限に懸念。中国への圧力強化を検討している。

 【ファサーノ時事】先進7カ国首脳会議(G7サミット)は14日、経済安全保障問題について討議した。

 各国は、巨額の補助金を投じて電気自動車(EV)や半導体を過剰に生産、輸出する中国を強く警戒。市場をゆがめる行為に対抗するため、重要物資の供給網強化に協調して取り組む姿勢を首脳声明で表明する見通し。半導体材料など重要鉱物の輸出制限を続ける中国への強い懸念も示す。

 ロイター通信によると、声明案では中国に対し「重要鉱物の輸出規制を行わないよう求める」と明記。「非市場的な政策と慣行を懸念する」とも強調している。