安定的な皇位継承の与野党協議、今国会会期末までの合意見送りへ…隔たり依然大きく

AI要約

衆参両院は11日、安定的な皇位継承に関する与野党協議を巡り、今国会会期末までの合意形成を断念する方向で調整に入った。

女性皇族が結婚後も皇室に残る場合の夫と子どもの身分の扱いについて、各党の立場の隔たりが依然として大きい。

与野党協議の第2回会合後、歩み寄りを促すために各党・会派の意見を個別に聞く方針を示したが、進展は遅れており今国会中に意見聴取を終えられない公算が大きい。

 衆参両院は11日、安定的な皇位継承に関する与野党協議を巡り、当初目指していた今国会会期末までの合意形成を断念する方向で調整に入った。女性皇族が結婚後も皇室に残る場合の夫と子どもの身分の扱いなどについて、自民、公明両党と立憲民主、共産両党などの立場の隔たりが依然として大きいためだ。

 額賀衆院議長は5月に開かれた与野党協議の第2回会合後、歩み寄りを促すために各党・会派の意見を個別に聞く方針を示した。ただ、その後の日程調整は進んでおらず、今国会中に意見聴取を終えられない公算が大きい。