「看過できない」全国の公害被害者らが伊藤環境大臣に抗議

AI要約

全国の公害被害者らが環境省を訪れ、水俣病マイクオフ問題に関する抗議が行われた。

公害被害者らは過去の対応に不満を示し、環境省との交渉を続けています。

伊藤大臣は被害者の意見をしっかり聞く必要性を認め、積極的な対応を求められています。

 全国の公害の被害者らが環境省を訪れ、「水俣病マイクオフ問題」について伊藤大臣に抗議しました。

イタイイタイ病対策協議会・江添良作会長(74)

「看過できないことで、抗議いたします。『公害問題の解決なくして環境行政の進展なし』だ」

水俣病不知火患者会・岩﨑明男会長(70)「今回の事態は環境省がどんな姿勢で水俣病被害者と向き合ってきたかをあぶり出した。(今後は)国が積極的に救済に乗り出すことを求めます」

 5日午前、水俣病などの公害病や原発事故などで苦しんできた被害者ら30人ほどが環境省を訪れました。

伊藤環境大臣

「(公害)被害者の意見をしっかり聞くとの意識が十分でなかった」

 全国の公害の被害者らは1976年から毎年、公害からの救済のあり方や被害者に対する差別や偏見について、環境省と交渉を続けていて、伊藤大臣に積極的な対応を求めました。