# 水俣病

同じ症状の患者、出生県が違うだけなのに…生まれながらに水俣病患者「故郷の鹿児島を離れざるを得ない」現実 福祉サービスに大きな隔たり、切なる願いはかなわない〈鹿児島県知事選7月7日投開票〉
14時間前

同じ症状の患者、出生県が違うだけなのに…生まれながらに水俣病患者「故郷の鹿児島を離れざるを得ない」現実 福祉サービスに大きな隔たり、切なる願いはかなわない〈鹿児島県知事選7月7日投開票〉

 1956(昭和31)年に熊本県水俣市で確認されてから68年が経過した水俣病。今なお多くの人が症状に苦しみ、患者の高齢化も進む。鹿児島県では493人が患者認定され、5月末現在で1085人が認定審査の結果を待つ。鹿児島は多くの被害者が確認されている一方、熊本県と比べると生活を支える制度が整ってい

水俣病対策メンバー、7人が交代 環境省、7月の人事異動で
2024.07.05

水俣病対策メンバー、7人が交代 環境省、7月の人事異動で

 環境省は5日、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた問題を受け設置したタスクフォースについて、7月の人事異動に伴う新体制を発表した。7人が交代し、新たに審議官1人が加わる計30人体制。伊藤氏は閣議後記者会見で「メンバーが一部交代したが、団体との関係修復という目的

元水俣市長・吉井正澄さん 最期のメッセージに託した思い 今こそ読まれるべき責任認めた1994年の「決断の式辞」
2024.07.05

元水俣市長・吉井正澄さん 最期のメッセージに託した思い 今こそ読まれるべき責任認めた1994年の「決断の式辞」

 5月31日に92歳で亡くなった元水俣市長、吉井正澄さんのご家族が西日本新聞水俣支局を訪ねてこられたのは、吉井さんが入院する2日前、同14日だった。 差し出された封書の中身は「小さな蛮勇最終回」と題した手記。吉井さんが本紙に寄せた熊本県版コラム(2020年11月~21年9月)の“

環境相、水俣病1号患者と面会へ 発言遮り問題で実施の再懇談で
2024.07.04

環境相、水俣病1号患者と面会へ 発言遮り問題で実施の再懇談で

 環境省は4日、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた問題を受け実施する再懇談で、水俣病公式確認のきっかけとなった「1号患者」の田中実子さん(71)との面会を調整していると明らかにした。 環境省によると、再懇談は8、10、11日の3日間。8日は熊本県

“水俣病マイクオフ問題” 幹部の異動に伊藤環境大臣「通常人事の一環」
2024.07.03

“水俣病マイクオフ問題” 幹部の異動に伊藤環境大臣「通常人事の一環」

 “水俣病マイクオフ問題”で当時の幹部がその後異動したことについて、伊藤環境大臣は「通常の人事の一環」などと述べました。 5月、熊本県で行われた水俣病被害者らとの懇談で環境省側がマイクを切った問題で、当時司会を務めていた環境省の木内哲平室長が6月30日付けで厚生労働省に異動しまし

水俣病懇談会でマイク切った環境省室長、厚生労働省へ出向…環境省「定期的な異動の一環」
2024.06.30

水俣病懇談会でマイク切った環境省室長、厚生労働省へ出向…環境省「定期的な異動の一環」

 環境省は、同省特殊疾病対策室長の木内哲平氏を厚労省大臣官房付に出向させる人事を発表した。30日付。 木内氏は、環境省職員がマイクを切る問題を起こした5月1日の水俣病患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で司会を務めていた。 伊藤氏が同8日に水俣市を再訪して謝罪した際

「マイク切り」問題の室長異動 水俣病団体との懇談 環境省
2024.06.30

「マイク切り」問題の室長異動 水俣病団体との懇談 環境省

 環境省は30日付で、水俣病を所管する特殊疾病対策室の木内哲平室長が厚生労働省官房付に異動する人事を発令した。 木内氏は5月に熊本県水俣市で行われた水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相らとの懇談で司会を務め、持ち時間を超えたとの理由で被害者団体側のマイクの音を一方的に切り、批判され

環境省の水俣病担当の幹部が6月末で異動 “マイクオフ問題”受け 事実上の更迭
2024.06.30

環境省の水俣病担当の幹部が6月末で異動 “マイクオフ問題”受け 事実上の更迭

5月、水俣病の被害者らとの懇談の際に司会役を務めていた環境省の水俣病対策を担う幹部が30日付で異動になりました。事実上の更迭とみられます。 30日付で異動したのは、環境省の木内哲平室長です。 木内氏は2月から水俣病への対応を担う特殊疾病対策室長を務めていましたが、厚

発言遮断の懇談司会者、厚労省へ 環境省「更迭ではない」
2024.06.30

発言遮断の懇談司会者、厚労省へ 環境省「更迭ではない」

 環境省は、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた際、司会を務めていた特殊疾病対策室長の木内哲平氏(45)について30日付で、厚生労働省の大臣官房付とする人事を発表した。 木内氏は2月から特殊疾病対策室長を務めていた。5月1日の懇談では、環境省側がマ

発言遮断の懇談司会者、厚労省へ異動
2024.06.30

発言遮断の懇談司会者、厚労省へ異動

 環境省は、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた際、司会を務めていた特殊疾病対策室長の木内哲平氏(45)について30日付で、厚生労働省の大臣官房付とする人事を発表した。環境省幹部は取材に「更迭ではない」とした。

水俣「マイクオフ」の室長が厚労省へ 懇談の場で司会、環境省が人事
2024.06.30

水俣「マイクオフ」の室長が厚労省へ 懇談の場で司会、環境省が人事

 環境省は30日、水俣病支援などを担う、特殊疾病対策室の木内哲平室長を、同日付で元の所属先の厚生労働省に戻す人事異動を発表した。木内氏は、水俣病患者らの団体と伊藤信太郎環境相の懇談の場で、環境省職員がマイクの音を切るなどして団体側の発言を遮った際の司会だった。 木内氏は懇談の場で

「水俣病マイクオフ問題」後の再懇談 7月上旬の3日間で 伊藤環境大臣が現地訪問
2024.06.28

「水俣病マイクオフ問題」後の再懇談 7月上旬の3日間で 伊藤環境大臣が現地訪問

水俣病の被害者らとの懇談中に環境省がマイクのスイッチを切った問題で、調整されていた改めての懇談が7月8日から水俣市などで行われることが決まりました。 5月に熊本県での懇談で起きた、いわゆる「マイクオフ問題」で、環境省は改めて懇談の場を設定するとして日程調整を進めてきました。

水俣病マイク切り問題…7月の再懇談は発言時間に制限設けず 環境相が8、10、11日に現地訪問 長島町へ入り「獅子島の会」とも対話
2024.06.28

水俣病マイク切り問題…7月の再懇談は発言時間に制限設けず 環境相が8、10、11日に現地訪問 長島町へ入り「獅子島の会」とも対話

 水俣病の患者・被害者団体が伊藤信太郎環境相との懇談中に発言を遮られた問題で、環境省は28日、再度の懇談を7月8、10、11日の3日間の日程で開催すると発表した。伊藤氏が熊本県水俣市や鹿児島県長島町獅子島を訪れ、5月1日の懇談に参加した8団体と面会する。 水俣市で7月8日に6団体

水俣病団体と7月再懇談 環境省
2024.06.28

水俣病団体と7月再懇談 環境省

 水俣病被害者団体との懇談で環境省職員がマイクを切った問題で、同省は28日、7月8、10、11日の3日間に再懇談を行うと発表した。 伊藤信太郎環境相が熊本県水俣市のほか、同県天草市の御所浦島、鹿児島県長島町の獅子島を訪れる予定。発言の制限時間は設けない。 伊藤環境相

水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との再懇談、7月に3日間開催…団体側の発言時間は無制限に
2024.06.28

水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との再懇談、7月に3日間開催…団体側の発言時間は無制限に

 水俣病の患者・被害者団体と伊藤環境相との懇談で、環境省職員が団体側の発言中にマイクを切った問題で、環境省は28日、伊藤氏と団体側の再懇談を7月8、10、11日の3日間、熊本県水俣市などで行うと発表した。 5月1日に水俣市で行われた懇談では、同省側は発言時間を「1団体3分程度」と

【速報】伊藤環境大臣との再懇談の日程決定 7月8日から 水俣病の懇談会マイク切り問題
2024.06.28

【速報】伊藤環境大臣との再懇談の日程決定 7月8日から 水俣病の懇談会マイク切り問題

水俣病の患者らの団体との懇談会でマイクの音が切られた問題で、環境省は伊藤環境大臣と団体側との改めての懇談を来月に行うと発表しました。この問題は先月1日、伊藤環境大臣と水俣病の患者らの団体との懇談会で、環境省の職員が団体側が発言している最中に持ち時間を過ぎたため、マイクの音を切った

【水俣病、再懇談へ】1回では終わらない、信頼関係修復には時間 水俣病被害者の会・中山裕二事務局長(70)
2024.06.26

【水俣病、再懇談へ】1回では終わらない、信頼関係修復には時間 水俣病被害者の会・中山裕二事務局長(70)

 5月1日の水俣病犠牲者慰霊式後の懇談で環境省職員が患者団体側の発言を遮ってマイクを切った問題を受け、伊藤信太郎環境相との再懇談が7月中にも開かれる。各団体に国への訴えや考え方を聞き、公式確認から68年が過ぎても全面解決には程遠い水俣病を取り巻く課題を洗い出す。初回は水俣病被害者の会事務局長の

水俣病の患者・被害者団体と環境相との懇談「マイク切り」問題 書いたのはなぜ地方紙だけだったのか
2024.06.21

水俣病の患者・被害者団体と環境相との懇談「マイク切り」問題 書いたのはなぜ地方紙だけだったのか

 5月1日、熊本県水俣市で水俣病の患者・被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談が行われた際、予定の3分を超過したとして、環境省職員が被害者の発言中にマイクを切った。市井の人々の声に耳を傾けるより、大臣のスケジュールの方を大事にするという中央省庁の体質を浮き彫りにする出来事だった。 

立憲、水俣病問題解決支援法案を提出 未申請者救済や健康調査求める
2024.06.18

立憲、水俣病問題解決支援法案を提出 未申請者救済や健康調査求める

 立憲民主党は18日、2009年に成立した水俣病被害者救済特別措置法(特措法)の未申請者に対する救済措置を柱とした「水俣病問題の解決に向けて講ずべき措置に関する法律案」を衆院に提出した。 法案では、住民に対する2年間の健康調査や健康調査終了後1年以内に特措法を抜本的に見直すことな

立民、水俣病新法案を提出 救済策再開や健康調査実施
2024.06.18

立民、水俣病新法案を提出 救済策再開や健康調査実施

 水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談の際に被害者側の発言が遮られた問題を受け、立憲民主党は18日、水俣病問題の解決に向けた法案を衆院に提出した。水俣病特別措置法に基づく救済策の再開や、住民健康調査の実施が柱。 2009年施行の特措法は被害者に一時金などを支給したが、申請は