中1自殺「再発防止を」 大阪・泉南市長、いじめ認定で

AI要約

大阪府泉南市で2022年に中学1年生が自殺した問題が表面化し、市の第三者委員会がいじめを認定したことに市長が対応を表明。

報告書によれば、生徒は小学校時代から関係に悩み、不登校になることもあった。

市教育委員会の報告不備も指摘され、再発防止策を強化する意向を示す。

 大阪府泉南市で2022年に中学1年松波翔さん=当時(13)=が自殺した問題で、市の第三者委員会が松波さんへのいじめを認定したことを受け、山本優真市長は3日記者会見し「非常に重要なこと。市教育委員会と行政が認識を新たにし、再発防止策に取り組む」と述べた。

 先月下旬に市に提出された第三者委の報告書などによると、松波さんは小学校時代から他の児童や教師との関係に悩み、断続的に不登校になっていた。22年3月18日に自宅を出て、翌日に近所で亡くなっているのが見つかった。市教委事務局は数日後に死亡の事実を把握したが、教育委員会会議には同年7月まで報告していなかった。