OPECプラス、6月2日に会合-対面からオンラインに開催方式変更

AI要約

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、オンラインでの会合を決定。

会合は予定より1日遅れの6月2日に開催予定。減産延長を決定し、原油価格を下支えする見込み。

開催方式や日程の変更の理由は明らかにされておらず、参加国の意見調整に時間を要している可能性も示唆されている。

(ブルームバーグ): 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、今年下期の原油生産を巡り協議する来月の会合について、当初計画していた対面ではなく、オンラインで開催する。

同グループのウェブサイトに掲載された発表文によると、会合は当初予定より1日遅れの6月2日に開かれる。供給過剰を回避し、原油価格を下支えするため現行の減産延長を決定すると広く見込まれている。

開催方式や日程の変更に至った理由は示されなかった。非公開の協議だとして匿名を条件に話した複数の参加国代表によると、OPECプラスは数週間にわたり検討していたという。サウジアラビアのサルマン国王の健康状態やイランのライシ大統領死去が決定に影響を与えた可能性もあると一部が述べた。

アフリカ産油国の生産枠を巡って意見がまとまらず、OPECプラスは昨年11月も土壇場で開催日程や方式を変更していた。

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原題:OPEC+ to Hold Next Month’s Meeting Online Rather Than in Vienna(抜粋)

--取材協力:Ben Bartenstein.

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