日サウジ、企業連携強化 脱炭素や金融、投資促進へ覚書

AI要約

経済産業省が日本とサウジアラビアの企業連携フォーラムを開催し、SBIホールディングスや丸紅などが覚書や契約を結ぶ。

SBIはサウジの情報通信大手との業務提携で基本合意し、上場投資信託を検討。丸紅はサウジ国内風力発電所開発、日本企業として初の取り組み。

三菱UFJ銀行やアシックス、日立製作所も覚書締結。日本とサウジアラビアの投資連携が進展している。

 経済産業省などは21日、東京都内で日本とサウジアラビア両国の企業連携に関するフォーラムを開いた。

 SBIホールディングスや丸紅などが計32の覚書や契約を結んだ。脱炭素化や金融などで協調を深め、両国間の投資を促進する。

 具体的には、SBIがサウジの情報通信大手と業務提携で基本合意した。サウジ企業の株式を組み込んだ上場投資信託(ETF)を組成し、日本での上場などを検討する。丸紅は、サウジ国内2州で最大規模となる風力発電所を開発する。サウジで風力発電事業に乗り出すのは、日本企業として初めてという。三菱UFJ銀行やアシックス、日立製作所などもそれぞれ覚書を結んだ。