経団連会長「賃金上がるのが当然という社会規範を醸成したい」大企業の春闘での賃上げ率5%超

AI要約

経団連の十倉会長は、今年の春闘での大企業の賃上げ率が33年ぶりに5%を超えたことに喜びを表明し、今後の取り組みを表明しました。

経団連が春闘での大手企業の賃上げ率が5.58%となり、1991年以来33年ぶりに5%を超えた結果について、持続的な賃上げ実現への意欲を示しました。

十倉会長は、今後も賃上げの定着や中小企業や非正規雇用の人たちの賃上げを重視しながら、粘り強く取り組んでいく考えを示しました。

経団連会長「賃金上がるのが当然という社会規範を醸成したい」大企業の春闘での賃上げ率5%超

経団連の十倉会長は、今年の春闘での大企業の賃上げ率が33年ぶりに5%を超えたことについて、「率直に嬉しく思う」とした上で「来年以降も全力で取り組みたい」と述べました。

経団連がきのう発表した今年の春闘での大手企業の回答を調べた第1回の集計結果では、賃上げ率は5.58%となり、1991年以来33年ぶりに5%を超えました。この結果について経団連の十倉会長は…

経団連 十倉雅和 会長

「非常に心強い結果であり、率直に嬉しく思っています。『賃金は上がっていくのは当然だ』という社会的規範、そういうところを醸成するところまでやりたい」

十倉会長はこのように述べた上で「去年は『起点』、今年は『加速』、来年は『定着』として、今後も努力しながら持続的な賃上げを実現していきたい」と話しました。その上で、構造的な賃上げのためには「中小企業」や「非正規雇用」で働く人たちの賃上げが必要だと指摘し、地道に粘り強く取り組みたいとしています。