「世紀の空売り」のアイズマン氏が停職-ガザ地区攻撃「祝う」投稿で

AI要約

ニューバーガー・バーマンのシニアポートフォリオマネジャーが、ソーシャルメディアで不適切な発言をしたことで停職処分になった。

アイズマン氏は、ガザ地区の攻撃に関する投稿で死者を祝っていたが、後に誤解があったことを説明した。

ニューバーガーはアイズマン氏の行動を非難し、個人的なコメントとして認識するよう強調した。

「世紀の空売り」のアイズマン氏が停職-ガザ地区攻撃「祝う」投稿で

(ブルームバーグ): ニューバーガー・バーマンのシニアポートフォリオマネジャー、スティーブ・アイズマン氏は、パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの攻撃で死者が出ていることを「祝う」という内容のコメントをソーシャルメディアに投稿したとして、停職処分になった。

ニューバーガーの広報担当、アレックス・サミュエルソン氏は20日、処分は即時発効すると発表した。アイズマン氏は先に、X(旧ツイッター)のアカウントを削除し、謝罪していた。

Xのあるユーザーがガザ地区の惨状について「世界は沈黙している」と嘆くと、アイズマン氏はそれに対して「とんでもない。沈黙しているどころか祝っている」と投稿した。

米国のサブプライム住宅ローン関連証券の空売りで有名になったアイズマン氏は、後にこの投稿は「間違い」であり、レバノンにおける親イラン民兵組織ヒズボラに対するイスラエルの行動についてコメントしたつもりだったと説明した。

レバノンの件について「何回も投稿しており、そのうちの1回でガザ地区での死者に言及したレバノンとは何の関係もない投稿にうっかり反応してしまった」とアイズマン氏は書いている。「このことを指摘されたので、すぐに投稿を削除した。間違いを後悔している」という。

アイズマン氏はコメントを求めるメッセージに返答しなかった。

ニューバーガーは20日、「アイズマン氏のソーシャルメディア上での個人的なコメントは同氏個人のものであり、同氏は当社を代表して発言しているわけではない」と強調した上で、「アイズマン氏は、自身が反応した投稿の内容を誤認していたことを認めているが、同氏のソーシャルメディア上での行動は無責任で不適切なものだった」とコメントした。

原題:Eisman Placed on Leave After Post ‘Celebrating’ Attack in Gaza(抜粋)

--取材協力:David Scheer.

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