イスラエルとの国交、パレスチナ国家樹立が条件 サウジ皇太子

AI要約

サウジアラビアの指導者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、イスラエルとの国交正常化はパレスチナ国家が樹立されるまで実現しないと述べた。

ムハンマド皇太子はパレスチナ人に対するイスラエルの占領政策を非難し、パレスチナ国家の樹立に向けて努力を続ける意向を改めて表明した。

この発言は米国が進めてきたイスラエルとの国交正常化に打撃を与える可能性がある。

イスラエルとの国交、パレスチナ国家樹立が条件 サウジ皇太子

【AFP=時事】サウジアラビアの事実上の指導者、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)は18日、イスラエルとの国交正常化について、パレスチナ国家が樹立されるまで実現することはないと述べた。米国が進めてきた両国の国交正常化を目指す取り組みに打撃となる。

 ムハンマド皇太子は国政助言機関「諮問評議会」の開会式で、「サウジがパレスチナ人に対するイスラエル占領当局の犯罪を拒絶し、強く非難する」ことを改めて表明。

「サウジは、東エルサレム(East Jerusalem)を首都とするパレスチナ国家の樹立に向けて不断の努力を続ける。それなくしてイスラエルとの外交関係の正常化はないと断言する」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News