貯蓄3000万円超の世帯は「60歳代&70歳代」どちらが多い?貯蓄平均・中央値つき

AI要約

2024年から新NISAが始まり、老後資金確保のために資産運用を取り入れる方が増えています。

8月2日の株式市場では日経平均が下げ幅で歴代2位の2216円安となり、不安になった投資家の方も多いのではないのでしょうか。

つみたてNISAなどを取り入れている方の多くは長期投資を行っていて、目先の下落はそこまで気にする必要はありませんが、大きな下落が起きるとあらためてお金を増やしていくことの大変さを実感しますね。

今までとは違う経済の流れの中で、お金をどのように貯めていくかを考える必要があるのではないでしょうか。

今回は、いまの60歳代・70歳代の貯蓄事情について整理し、「貯蓄3000万円超」世帯の割合や、各年代の貯蓄平均・中央値もご紹介します。

記事後半では、貯蓄3000万円の達成に必要な積立額や期間のシミュレーション結果を一覧表で紹介するので、長期的なマネープランを立てる際の参考にしていただければと思います。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」から、60歳代世帯について、貯蓄の平均・中央値を見ていきます。

「貯蓄3000万円」をクリアする世帯の割合に注目しましょう。

70歳代では定年退職を迎えている世帯も増えていると予想されます。次章にて確認していきましょう。

貯蓄3000万円超の世帯は「60歳代&70歳代」どちらが多い?貯蓄平均・中央値つき

2024年から新NISAが始まり、老後資金確保のために資産運用を取り入れる方が増えています。

8月2日の株式市場では日経平均が下げ幅で歴代2位の2216円安となり、不安になった投資家の方も多いのではないのでしょうか。

つみたてNISAなどを取り入れている方の多くは長期投資を行っていて、目先の下落はそこまで気にする必要はありませんが、大きな下落が起きるとあらためてお金を増やしていくことの大変さを実感しますね。

今までとは違う経済の流れの中で、お金をどのように貯めていくかを考える必要があるのではないでしょうか。

今回は、いまの60歳代・70歳代の貯蓄事情について整理し、「貯蓄3000万円超」世帯の割合や、各年代の貯蓄平均・中央値もご紹介します。

記事後半では、貯蓄3000万円の達成に必要な積立額や期間のシミュレーション結果を一覧表で紹介するので、長期的なマネープランを立てる際の参考にしていただければと思います。

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金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」から、60歳代世帯について、貯蓄の平均・中央値を見ていきます。

「貯蓄3000万円」をクリアする世帯の割合に注目しましょう。

●60歳代・単身世帯の貯蓄割合

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳代・単身世帯の貯蓄割合は下記のとおりです。

 ・金融資産非保有:33.3%

 ・100万円未満:8.5%

 ・100~200万円未満:4.7%

 ・200~300万円未満:2.8%

 ・300~400万円未満:4.3%

 ・400~500万円未満:2.4%

 ・500~700万円未満:3.5%

 ・700~1000万円未満:2.8%

 ・1000~1500万円未満:6.6%

 ・1500~2000万円未満:4.5%

 ・2000~3000万円未満:8.0%

 ・3000万円以上:15.1%

●60歳代・二人以上世帯の貯蓄割合

続いて、60歳代・二人以上世帯の貯蓄割合は下記のとおりとなりました。

 ・金融資産非保有:21.0%

 ・100万円未満:5.9%

 ・100~200万円未満:4.5%

 ・200~300万円未満:4.3%

 ・300~400万円未満:3.0%

 ・400~500万円未満:1.9%

 ・500~700万円未満:7.2%

 ・700~1000万円未満:6.7%

 ・1000~1500万円未満:6.8%

 ・1500~2000万円未満:5.4%

 ・2000~3000万円未満:9.5%

 ・3000万円以上:20.5%

60歳代で、貯蓄3000万円以上を保有している割合は単身世帯で15.1%、二人以上世帯で20.5%となっています。

では、70歳代になると割合はどのように変化するのでしょうか。

70歳代では定年退職を迎えている世帯も増えていると予想されます。次章にて確認していきましょう。