元金融機関職員が明かす「本物の富裕層」に共通する特徴とは?富裕層が増え続ける理由も解説

AI要約

富裕層の数や増加傾向について述べられた記事。

純金融資産が1億円以上ある世帯は全体の約2%にあたり、増加傾向にある。

富裕層の内訳や特徴について記載されており、生活が厳しい中でも富裕層は増え続けている理由が示唆されている。

元金融機関職員が明かす「本物の富裕層」に共通する特徴とは?富裕層が増え続ける理由も解説

皆さんの中での「お金持ち」の基準はどういったものでしょうか? 

年収1000万円以上である、高級車に乗っている、ブランド物を身に着けている、タワーマンションに住んでいる、など人によって「お金持ち」の基準は変わってくるでしょう。

筆者の中でのお金持ちのイメージは意外と贅沢をしていません。かの有名なアップルのCEOだったスティーブ・ジョブズが、毎日同じ服しか着ていないというのは誰もが一度は聞いたことがある話でしょう。

昨今では、円安や物価上昇の影響から普通に生活を送ることも厳しくなったという声もよく耳にします。

そんな中でも実は日本では「お金持ち」が増え続けています。

今回の記事では純金融資産が1億円以上ある方を「富裕層」とし、そんな富裕層が日本に何パーセント程度いるのか、また、富裕層の共通点についても見ていきます。

記事の最後には現役世代の方が純資産を1億円にするための方法についても解説していますのでぜひ最後までご覧ください。

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野村総合研究所のデータによると、なんと純金融資産が1億円以上ある世帯は、148万5000世帯もいるんです。

全体の約2%にあたります。

具体的に見てみると、以下の通りです。

 ・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円

 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円

 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円

 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円

 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円

富裕層の中でも、資産1億円~5億円未満の「富裕層」が全体の約2.6%、5億円以上の「超富裕層」は約0.2%を占めています。

特に、2005年から62万世帯が新たに富裕層入りしていて、実は年々増加傾向にあるんです。

物価上昇などで家計が苦しいという人もおり、生活が厳しくなっているのに、なぜ富裕層は増え続けているのでしょうか。