家計の金融資産、過去最大の2212兆円 NISA効果で投信増加

AI要約

日本銀行が19日発表した資金循環統計で、6月末時点の家計の金融資産は2212兆円で過去最大となった。株高やNISAの影響で増加した。

株式と投資信託が過去最大の残高を記録。株式は301兆円、投資信託は128兆円に増加。

現金・預金は1127兆円で過半を占めるも、キャッシュレス決済の影響で現金残高は減少した。

家計の金融資産、過去最大の2212兆円 NISA効果で投信増加

 日本銀行が19日発表した資金循環統計(速報)で、6月末時点の家計の金融資産は前年より4.6%増の2212兆円となり、6四半期連続で過去最大となった。株高の流れが続いたことや、NISA(少額投資非課税制度)の新制度で投資信託を買う人が増え、残高が伸びた。

 資産別にみると、株式が15.6%増の301兆円、投資信託が27.1%増の128兆円で、いずれも過去最大だった。

 現金・預金は0.8%増の1127兆円で全体の過半を占めた。ただ、キャッシュレス決済の普及で現金は2.2%減の104兆円となり、過去最大の下げ幅だった。