オムロン、初期費用ゼロの太陽光発電 電気代も安く

AI要約

オムロン ソーシアルソリューションズは、初期投資ゼロで太陽光発電システムを導入できるサービス「おうちdeソーラー」を提供開始。

一般住宅向けの低圧領域にも展開し、設置後にリーズナブルな料金設定で利用可能。

契約期間の満了後は、ユーザーに設備が譲渡され、自家消費や売電などが可能。

オムロン、初期費用ゼロの太陽光発電 電気代も安く

オムロン ソーシアルソリューションズは、戸建て住宅向けに、初期投資ゼロで太陽光発電システムを導入できるサービス「おうちdeソーラー」を、9月17日に提供開始した。

同社によれば、企業はもちろん一般家庭でも再生可能エネルギーへの関心が高まっている。そんな中、同社グループ会社は、企業や自治体向けに「太陽光発電・蓄電オンサイトPPAサービス」を、2023年4月から提供していた。

一方、一般住宅でも電気代高騰などから、太陽光発電の導入が増えているが、これまでは高額な初期投資が障壁となっている。そこで同社は、初期費用なしで太陽光発電システムを利用できるPPA(電力販売契約)サービスを、一般住宅向けの低圧領域にも展開し、「おうちdeソーラー」サービスとして提供することにした。

「おうちdeソーラー」を契約すると、まずは同社が太陽光発電システムを無償で設置する。そして設置後、ユーザーは発電した電気のうち使用した分を、リーズナブルな料金設定で利用できる。

同料金は、各地域電力会社の従量電灯契約の第二段階相当の単価設定になるため、戸建て住宅の大半で使用が想定される第三段階料金と比較すると、リーズナブルな料金に抑えられるという。さらに、発電した電気には再生可能エネルギー発電促進賦課金がかからないため、電気をよく使う家庭ほど、コストメリットが見込めるとする。

なお夜間や雨天時などは、電力会社から電気が供給される(要電気料金)。

太陽光発電システムの発電状況などは、同社が遠隔で監視。故障時にも、契約中は同社が復旧対応するため、ユーザー自身による修理対応や費用負担は不要だという。

契約期間の15年が満了した後は、太陽光発電システム設備がユーザーに譲渡される。ユーザーは、そのまま活用できるため、発電した電気を自家消費したり、余剰電気を売電することもできる。