中部電力に4年ぶり電力融通 雲多く、太陽光出力想定下回る

AI要約

中部電力の送配電子会社、中部電力パワーグリッド(PG)は、隣接する東京電力ホールディングスの送配電子会社から30万キロワットの電力融通を受けた。

融通受けは2020年12月以来の約4年ぶりで、太陽光発電の出力が想定を下回ったために行われた。

電力の安定供給に支障が出そうだったが、受けた融通により問題は解消された。

 中部電力の送配電子会社、中部電力パワーグリッド(PG)は19日、管轄地域が隣接する東京電力ホールディングスの送配電子会社から30万キロワットの電力融通を受けたと発表した。融通を受けるのは2020年12月以来約4年ぶり。雲が多く出たことで太陽光発電の出力が想定を下回ったため。

 電力の安定供給には、需要に対する供給余力を示す予備率が最低3%必要とされるが、19日午後は管内の予備率が3%を下回る見通しになったという。融通を受けたことで、安定供給に支障はなかった。