〔NY外為〕円、141円台後半(18日朝)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、FRBの金融政策決定を控えて円相場が強含み。利下げが確実視される中、市場では利下げ幅に関する見方が分かれている。

FOMCでは、大幅利下げへの期待が高まっているが、利下げ幅や新たな経済見通しに関する思惑が強く。市場は様子見ムードとなっている。

また、米住宅着工件数は市場予想を上回る結果を示したものの、市場の反応は限られている。

 【ニューヨーク時事】18日午前のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を控えて様子見ムードが広がる中、円相場は1ドル=141円台後半で強含みに推移している。午前9時現在は141円80~90銭と、前日午後5時(142円33~43銭)比53銭の円高・ドル安。

 この日に結果が公表される連邦公開市場委員会(FOMC)では、利下げが確実視されている。最近発表の米経済指標でインフレ鈍化が示唆され大幅利下げへの期待が強まっているものの、市場では利下げ幅を巡りなお見方が分かれている。市場では利下げ幅の大きさに加え最新の経済・政策金利見通し(ドットプロット)、パウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑が強く、動意薄となっている。

 米商務省が朝方発表した8月の住宅着工件数は前月比9.6%増の135万6000戸となった。市場予想(ロイター通信調べ)の131万戸を大幅に上回ったものの、市場の反応は限られた。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1120~1130ドル(前日午後5時は1.1109~1119ドル)、対円では同157円70~80銭(同158円25~35銭)と、55銭の円高・ユーロ安。