1台100万円の“一人乗りEV”に予約殺到…3日で300台突破 YouTuberたちが開発、量産・販売へ 実際の乗り心地は?

AI要約

広島県・東広島市のYouTuberたちが2025年9月の量産・販売を目指して開発を進めている、一人乗り用の超小型電気自動車がある。

ワンボックスカーに乗り込む黄色の小さな車「ミボット」は、車検が不要でメンテナンスコストが低いことが特徴。

素人YouTuberが手がけた開発は、本物のプロも加わり、注目の新型車に成長している。

楠社長が自動車部品会社経営からYouTube活動を始めたことがきっかけとなり、量産・販売に向け一歩一歩前進。

ミボットは車内が広く視界も良好で、高速走行でも安定感があるとされ、予約開始からわずか3日で300台を突破する注目の的となっている。

楠社長はテストを公開することで購入検討の材料になると話し、新しい乗り物に対する不安を解消する努力を続けている。

1台100万円の“一人乗りEV”に予約殺到…3日で300台突破 YouTuberたちが開発、量産・販売へ 実際の乗り心地は?

広島県・東広島市のYouTuberたちが2025年9月の量産・販売を目指して開発を進めている、一人乗り用の超小型電気自動車がある。2024年8月から販売予約が開始され、注目が集まっている。

ワンボックスカーに乗り込む黄色の小さな車。これは、広島・東広島市にある会社が開発した一人乗り用の超小型電気自動車「ミボット」だ。

「ミボット」は車検が不要で、軽自動車よりも維持コストがかからないのが強み。開発を手がけたKGモーターズの楠一成社長は、「ハイエースにそのまま載ってしまうというコンパクトさが売りなので」と語る。

開発から3年。開発者たちは車づくりのプロではなく、“素人”のYouTuberだ。

「細い道をおばちゃんが(車の)ミラーたたんでタイヤを半分落としながら走ってるのを見て、もう明らかに車が大きすぎるというのはずっと漠然と考えていて」

楠社長は元々、自動車部品の販売会社を経営していて、約3年前からYouTube活動を開始。初期メンバーの全員がSNSでつながった車づくりの素人でYouTuberだが、SNSなどでこの開発を知った車づくりの本物のプロたちが助っ人に加わり、挑戦を支えてきた。衝突実験など様々なテストもしっかり行い、量産や販売に向けて一歩一歩前進してきた。

実際に、車内に乗り込んでみると、車内の広さはバッチリ。視界も広く作られている。最高時速は60kmにもなるというが、アクセル入れると一気に加速。少し段差あっても全然ガタガタしない。

販売予定価格は1台100万円だが、8月に予約が始まると、わずか3日で300台を突破する注目ぶりだ。

楠社長は、「新しい乗り物なので不安に思われるのは、当然のことだと思っています。そういったところの不安を少しでも解消できるように、テストを公開して行くことで検討の一材料にしていただければと思います」と話している。

(「イット!」9月18日放送より)