〔東京外為〕ドル、140円台後半=FOMC控えもみ合い(17日午後3時)

AI要約

17日午後の東京外国為替市場でのドルの対円相場は、売りが一巡した後は140円台後半で推移している。FOMCの結果待ちのムードが広がり、140円72~72銭で推移。ドル円は140円台後半を中心にレンジ圏で取引されている。

日本が祝日で前日の海外市場では米国利下げ観測によりドル円は下落し、139円50銭台まで下落した後、買い戻されて140円90銭台まで上昇。東京時間では日経平均の下落を受けて売りが再燃し、足元は様子見ムードが強まっている。

ユーロも対円でもみ合いが続いており、対ドルは小動き。1ユーロ=156円56~59銭、対ドルは1.1126~1126ドルで推移している。

 17日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の大幅下落を受けた売りが一巡した後は1ドル=140円台後半でもみ合っている。午前中は140円30銭前後まで下げたが、午後は売りが一巡し、FOMCの結果を見極めたいとのムードが広がった。午後3時現在、140円72~72銭と前週末(午後5時、140円90~92銭)比18銭のドル安・円高。

 ドル円は早朝、前日の米国時間に買い戻された流れを受け、140円台半ばから後半で推移した後、一時141円20銭前後まで上昇した。午前9時以降は、日経平均の下落を眺めて売りが強まり、午前11時過ぎに140円30銭前後に下押したが、同水準では買い戻され、正午前後は140円台半ばに持ち直した。午後は140円台後半を軸とするレンジ圏で推移している。

 日本が祝日の前日の海外市場では、米大幅利下げ観測を受けた米長期金利の低下に圧迫され、アジア時間に140円を割り込み、欧州時間除算に139円50銭台と1年2カ月ぶりの安値を付けた。その後は買い戻され、9月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数が強めとなり、米国時間の終盤、一時140円90銭台まで上昇した。

 東京時間は、朝方に買い戻しが先行して上値を追ったものの、「日経平均株価の下落を眺めてドル円は売りが再燃した」(FX業者)とされる。もっとも、「日経平均も大幅下落後はやや下げ渋る動きとなり、ドル円も下値で買い戻しが入った」(為替ブローカー)という。午後は「FOMCを控えて様子見ムードが強い」(同)との声が聞かれる。

 ユーロも午後は対円でもみ合い。対ドルは小動き。午後3時現在、1ユーロ=156円56~59銭(前週末午後5時、156円29~30銭)、対ドルでは1.1126~1126ドル(同1.1092~1092ドル)。