〔米株式〕ダウ反落、177ドル安=ハイテクに売り(22日)☆差替

AI要約

22日のニューヨーク株式相場は、米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られ、反落した。

米経済指標が景気の底堅さを示す内容で、FRBによる大幅利下げ観測が後退し、米長期金利が上昇。これにより半導体やITの銘柄に売りが広がった。

市場ではFRBの利下げ幅が0.25%にとどまる見方が優勢で、パウエルFRB議長の発言に注目が集まっている。

 【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク株式相場は、米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られ、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比177.71ドル安の4万0712.78ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は299.64ポイント安の1万7619.35で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は1322万株減の7億3655万株。

 この日発表された米経済指標が景気の底堅さを示す内容で、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退した。これに伴い米長期金利が上昇し、半導体やITの銘柄に売りが広がった。

 市場では今月初め、FRBが9月に政策金利を0.50%引き下げるとの観測が高まったが、現在は引き下げ幅が0.25%にとどまるという見方が優勢となっている。パウエルFRB議長が翌日の講演で利下げに関し手掛かりを示すかどうかに注目が集まっている。

 ダウ銘柄ではインテルが6.1%安、アマゾン・ドット・コムが2.2%安、マイクロソフトが2.0%安。一方、JPモルガン・チェースが1.0%高、アメリカン・エキスプレスが0.6%高。