ファイザーのインフル・コロナ混合ワクチン、後期試験で主要目標未達成

AI要約

ファイザーとビオンテックは共同開発した混合ワクチンの後期臨床試験で目標達成できなかったことが判明。

混合ワクチンはA型インフルエンザには強力な免疫反応を示したが、B型インフルエンザには弱かった。

新型コロナウイルスに対してはその反応は良好だったが、改良が検討されている。

ファイザーのインフル・コロナ混合ワクチン、後期試験で主要目標未達成

Deena Beasley

[16日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックは16日、メッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づき、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの両方を予防する共同開発混合ワクチンの後期臨床試験で、2つの主要目標の1つを達成できなかったことが判明し、次のステップを検討中だと明らかにした。

第3相試験でこの混合ワクチンは、標準的なインフルエンザワクチンと比べ、A型インフルエンザウイルスに対しては強力な免疫反応を引き起こしたが、B型インフルエンザウイルスに対する免疫反応は弱かった。

新型コロナウイルスに対しては、両社の新型コロナワクチンと同様の反応を示した。

両社は、試験結果を保健当局と協議しており、このワクチン候補の改良を検討している。

混合ワクチンの安全面での問題は確認されていないという。